超音波診断装置による画像診断および治療を行う超音波センターは、高価な超音波診断装置を各診療科で共有し、有効に利用するという目的で徳島大学病院内に設立されたセンターです。当施設のように各診療科の垣根を越えて運営されている超音波センターというのは全国でもめずらしく、その先駆者としての役割を担っています。
現在センターの超音波診断装置は、心臓専用4台、腹部専用2台、心臓・腹部・表在兼用1台が稼働しています。平成16年2月からは、デジタル画像ファイリング・レポートシステムが導入され、これまで写真で保存していた画像をデジタルで保存できるようになりました。さらに、このシステムは、病院の電子カルテシステムと連結しており、電子カルテシステムからの予約情報がファイリングシステムに送信され、また、センターのレポートシステムで作成した検査結果を電子カルテシステムに送信して、院内の電子カルテ端末から検査結果を閲覧することも可能となりました。また、平成16年10月からは、センター専従の看護師が配属され、物品および薬品管理や予約業務および検査介助等の患者サービスは大幅に改善されました。
また、当センターでは、超音波検査技師の教育にも力をいれています。院内検査部および関連病院の臨床検査技師の研修を行い、日本超音波学会認定超音波検査技師を育成しています。さらに、研修医、医学生の超音波診断法に関する講義や実習も数多く担当しています。
超音波診断は、得られる情報が多く、非侵襲的で繰り返し施行することもでき、いずれの診療科においても必要不可欠な検査となっています。各診療科との密接な連携のもと、最先端の超音波診断技術を用いて、日々の診療に有用でかつ正確な情報が提供できるよう努力しています。
当センターでは,医師,技師,看護師の超音波検査に関する教育のため,製薬会社の協力のもと,年2回の徳島心エコー研究会と,年4回の徳島超音波研究会を主催しています.
住所 |
〒770-8503 徳島県徳島市蔵本町2-50-1 |
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電話番号 | 0886339311 |