メインテーマ「Advanced Midwife への道－心・知・技」として、第34回全国助産師教育協議会研修会を、平成21年2月12・13日の２日間に渡り京都の地で行います。
昨今、産科医不足等から分娩取扱い施設の閉鎖や分娩の集約化が行われ、出産の場所がない妊婦＝「出産難民」といわれる現象が全国的に生じ、周産期の母子とその家族をとりまく環境は危機的状況にあります。このような社会背景の中で、母子の安全性と快適性を備えた出産環境の確保や育児支援など、助産師の役割は益々重要性を増しています。
そこで、この周産期医療の危機に対して、助産師はどのような役割や責務を果たさなければならないのか、そのために助産師の生涯教育（卒前・卒後）はどうあるべきなのか等について、この研修会で様々な立場の方々からご教示頂き、議論したいと思います。助産師が従来の殻を脱して、より進歩・拡大・深化した役割や責務を担うために、叡智を結集した研修会になることを期待しています。
　　　　　　　　　　　　　　　研修会会長　我部山キヨ子（京都大学大学院）

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