私どもは、統合医療に関心のある医師が中心となってプラセンタ注射薬の臨床研究を行っております。プラセンタ注射薬はヒト胎盤から抽出される製剤で、「ラエンネック」と「メルスモン」の2種類があり、ラエンネックは肝機能障害、メルスモンは更年期障害と乳汁分泌不全で保険適応となっております。共に50年以上もの歴史をもつ注射薬ですが、西洋医学の発展とともにいつの間にか隅に追いやられておりました。しかし近年、漢方医学や統合医療に関心が注がれるようになり、この注射薬も見直され開業医の先生方の間で導入が進んでいます。
胎盤の利用は、古くは唐時代の漢方医学書に不老不死の妙薬として、また明代にも「紫河車」という名で滋養強壮、若返り薬として紹介されています。今日、注射薬以外にも健康食品や化粧品に豚や馬の胎盤が利用され、多くの人々が知るようになりました。ところが長い歴史とニーズがあるにもかかわらず、研究が深まることなく、使用だけが拡大しているのが現状です。
そこで当会では医療分野の臨床研究のほかに、プラセンタ療法の普及やプロトコール作り、エビデンスの確立、基礎研究の推進などを目指して活動しております。会員350名の内訳は、主に医師(内科、産婦人科、整形外科、精神科、眼科、耳鼻咽喉科、皮膚科、形成外科、泌尿器科)で、歯科医もおります。
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