私たちが考える食支援とは「本人、家族に口から食べたいという希望がある、もしくは身体的に栄養ケアの必要がある人に対し、適切な栄養管理、経口摂取の維持、食を楽しんでもらうことを目的としてリスクマネジメントの視点を持ち、適切な支援を行うこと」です。
食支援が必要な方はいったい何人いるのでしょうか。実は、現在、東京都新宿区で口から食べることに障害を持つ高齢者は10,000人以上いると推測されます。それ以外にも食支援が必要な方は多数います。これだけの人数のケアは専門職だけでは足りません。
この新宿で食を支援するためには、専門職だけが何かをするというのではなく、一般市民も参加して「何らかの食や栄養の異常を見つける人」、「適切な支援者につなぐ人」、そして「結果を出す人(支援者)」を新宿で無限に作りだすことが必要です。これはまさに「食べられる街づくり」です。
私たち新宿食支援研究会(新食研)は、2009年7月「最期まで口から食べられる街、新宿」をモットーに有志が集まり結成しました。「食べられる街づくり」には専門職の連携強化や情報発信も必要でしょう。しかし、それだけで地域は変わりません。「食」の重要性を地域に浸透させていく活動も必要です。
新食研のメンバーは23職種、約126名(2017年4月現在)。私たちの活動は組織の活動ではなく地域のムーブメントです。現在、20以上のワーキンググループがあり、多職種、多方面から新宿の「食べられる街づくり」を始めています。
住所 |
〒169-0074 東京都新宿区北新宿4-11-13せらび新宿1F |
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電話番号 | 0353388817 |