当組合は、日本における高齢者福祉の現場をより改善することを願って設立されました。
財務省は今後あらゆる方法で社会保障費を削減すると明言しており、そのことを受け厚労省は介護予防を介護保険から外すという総合事業、また地域包括システムを強力に推し進めています。それが波及して昨今の度重なる介護報酬の改定により、事業所に入ってくる介護報酬は少なくなってきており、職員の負担増につながっているのです。

またこのことは、事業所だけでの問題ではありません。ケアを受ける利用者にも少なくとも影響を受けています。

このスパイラルを断つためにはケアを提供する側の介護スタッフ、管理者など専門職の方々が業務的、精神的に余裕を持つことが必要不可欠です、それがひいては利用者のQOL向上につながるからです。それにはスキルにつながる研修を受ける機会を設けてもらう事、これによって業務面において自信がつき、心に余裕が生まれてくるのではないでしょうか。またそのことが利用者によい波及効果を生むと考えます。

福祉サービス有限責任事業組合はそのような考えから設立されました。

当事業所では、職員のスキルアップセミナーとして利用者様との接遇（コミュニケーション）はもちろんのこと、現在増加の
一途をたどっている認知症について、また介護記録の書き方など、長年施設勤務で培ったノウハウをお伝えし事業所評価向上の一助にしていただければと思っております。

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