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具体例で学ぶGLIM基準による低栄養診断のすすめ方と低栄養に対する栄養サポートの実際

具体例で学ぶGLIM基準による低栄養診断のすすめ方と低栄養に対する栄養サポートの実際

開催日 2024年9月29日 開始:10:00 | 終了:16:30 | 開場:09:30
会場 zoomによるリモート開催
京都府京都市中京区錦小路通室町東入るヤマチュウビル4階 有限会社ステップアップ[地図]
※地図は若干の誤差が生じる場合があります。詳細は主催者よりご連絡いたします。

講師 社会医療法人近森会 近森病院 田部 大樹 先生
定員 23名
主催 ステップアップなび(有限会社ステップアップ)
受講備考
関連資料

概要

2024年の診療報酬改定で低栄養診断にGLIM基準を用いることが必須となったことを受けて、GLIM基準の扱いに慣れていただくことを目的とした研修会を企画いたしました。数多くの具体的な症例を用いて低栄養診断の演習を行いますので、不慣れな方も自然に扱い方が身につきます。
その上で、さまざまな低栄養のケースに対する栄養サポートのアプローチ方法について、実際の症例を通して学びを深めます。
また、GLIM基準の円滑な活用へ向けた他職種への説明のしかたや仕組みづくり、GLIM基準の導入によって起こり得る問題や悩みごとの解決策などについても取り上げます。

プログラム

  1. 1.はじめに:スクリーニングとアセスメントの違いとそれぞれの活用方法

    2.GLIM基準を正しく活用するために必要なスクリーニング
     ・おもなスクリーニングツール
     ・自施設にふさわしいスクリーニングツールの考え方
     ・スクリーニングの実例

    3.「低栄養」「フレイル」「サルコペニア」を整理しよう
     ・似て非なるそれぞれの概念
     ・それぞれにふさわしい栄養アプローチの基本

    4.筋肉量の減少に対するたんぱく質・アミノ酸の上手な活用
     ・摂取エネルギー量に対する適切なたんぱく質・アミノ酸量を考える
     ・たんぱく質・アミノ酸の摂取量とリハビリテーション強度との関係を考える

    5.GLIM基準の導入で起こりやすい問題とその対応
     ・低栄養患者の回復に欠かせない他職種との協働
     ・GLIM基準についてどうやって他職種の理解を得るか
     ・近森病院におけるGLIM基準導入・活用の実際

    6.GLIM基準による低栄養診断と栄養学的な臨床推論の進め方
     ・医療者に求められる「臨床推論」という考え方
     ・低栄養の原因を考え,立てた推測に適した栄養介入を考える

    7.【演習】症例で学ぶGLIM基準を用いた低栄養診断
     ・慢性心不全,COPD,大腿骨骨折,消化器癌,内分泌疾患,自己免疫性疾患などの
      症例を中心に演習を行います

    8.ありがちなケース別に学ぶ低栄養患者への介入の具体例
     ・慢性心不全増悪症例に対する介入
     ・COPDによる呼吸不全症例に対する介入
     ・消化器癌治療中における介入
     ・大腿骨骨折術後の廃用に対する介入

    9.まとめ

    ※随時質問を受けつけながら進めます

講師

  • 社会医療法人近森会 近森病院
    臨床栄養部
    田部 大樹 先生

    日本栄養治療学会認定のNST専門療法士として、日々ベッドサイドでご活躍されています。
    近森病院においてGLIM基準による低栄養診断が本格的に導入されるよりも以前から田部先生のご担当病棟ではGLIM基準を導入していらっしゃり、近森病院全体のGLIM基準のルール作りの中心を担っていらっしゃいます。
    ご経験されていることをもとにわかりやすくお話し下さいます。

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