千葉大学附属法医学教育研究センター センター長
岩瀬博太郎
東京大学医学部を卒業後、同大学法医学教室勤務を経て、2003 年より千葉大学法医学教室に赴任。日本の法医学領域としてはじめてCTによる死後画像検査を導入。2014 年 4 月、従来の法医学教室を軸に、法医学的諸検査を実施ながら、教育・研究の充実を図るための拠点として、千葉大学法医学教育研究センターを開設した。現在の日本における死因究明制度の不備を指摘するとともに、法医学の社会的意義や窮状を社会に訴え、“死から生を学ぶ制度改革”を推し量っている。日本テレビ系ドラマ「ブルドクター」等の監修のほか、著書として『法医学者、死者と語る解剖室で聴く異状死体、最期の声』、『新版 焼かれる前に語れ 日本人の死因の不都合な事実』(柳原三佳との共著)(以上 WAVE 出版)、『死体は今日も泣いている 日本の「死因」はウソだらけ』(光文社)、『事例でわかる死亡診断書・死体検案書記載の手引き』(医歯薬出版)、『こども法医学』(ライフサイエンス出版)がある。