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Dr.石松が現場からの「疑問」に答えます!! 新・目からウロコの輸液管理

-輸液のなぜがバッチリわかる!-

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対象 看護師
分野 臨床技術ICU臨床看護臨床技術その他
受講料 15,000円(税込)
開催日 2018年7月28日 開始:10:00 | 終了:16:00 | 開場:09:30
会場 ワイム貸会議室(旧:エムワイ貸会議室)
東京都千代田区神田駿河台2-1-20 お茶の水ユニオンビル4Fワイム貸会議室(旧:エムワイ貸会議室)[地図]
※地図は若干の誤差が生じる場合があります。詳細は主催者よりご連絡いたします。

講師 聖路加国際病院 石松 伸一
定員 150名
主催 医学教育研究所
受講備考 ご同僚・ご友人をお誘いあわせのうえお申込ください。お得なグループ割引価格が適用になります。
ただし、代表者様による一括払込みが適用条件になります。

3人以上のグループ受講
1名様 14,000円(お一人当り1,000円OFF)

5人以上のグループ受講
1名様 13,000円(お一人当り2,000円OFF)

10人以上のグループ受講
1名様 12,000円(お一人当り3,000円OFF)
関連資料

概要

なぜ,その輸液,その速度?通常輸液の種類や投与速度は医師が指示を出し,看護師が接続,投与することが多いと思いますが,どうして「その輸液」を「その速度」で投与するか質問されたことはほとんどありません.でも輸液製剤を間違えたり,指示通りの速度で投与できなかったとき,インシデントレポートを書くのは看護師さんです.本当は医師が出す輸液の指示にはそれなりの理由があるはずですが,「どれでもほとんど同じ」「どの速度でも大差なし」という意識が根底にはあるのではないでしょうか.このセミナーでは輸液の原則を学んでいただき,臨床現場で,是非医師とディスカッションしていただきたいと思います.

こんな方におすすめ

  • 輸液管理に自信をつけたい全てのナース
  • 医師からの指示の意味を理解したいナース

プログラム

  1. 電解質を理解しよう[基礎編]
    ●序 輸液の歴史
    ●体液と輸液の基礎知識―体液の組成―
     ・血漿液で一番多い(+)のイオンは? 細胞内液では?
     ・組織の破壊は,溶血や細胞崩壊によって…どうなる? その他…
    ●浮腫の病態生理
     ・浮腫の水分はどこにある? サードスペースってどこ?
     ・浮腫の原因は? 浸透圧って? その他…
    ●脱水の病態生理
     ・脱水と低容量の違いって? 自由水って? その他…
    ●急性期・慢性期の電解質異常
     ・カリウムの値が同じでも,急性と慢性では症状が違う!
     ・どうして高カリウム血症になるの? その他…
  2. 輸液管理を理解しよう[基礎編]
    ●輸液の目的って?
     ・急性期を脱した後,輸液管理はどうする?
     ・脱水の際,何をどう使う?
     ・輸液製剤の種類と組成,何をいつ使う?
     ・輸液の添加剤って?
     ・何を優先的に見る? データの見方 その他…
  3. 輸液管理[実践編]
    ●輸液管理を実践してみよう! なぜその量なのか? 最低必要輸液量の予測って?
     ・血圧低下時の輸液負荷
     ・利尿剤を使用しているときは?
     ・水を引く? 入れるポイント
     ・脱水をどうみる? 調節機構を利用した治療って?
     ・アルブミンの血漿増量効果って? なぜ? どうして?
     ・500mLの出血を補う輸液量は500mLではない! その他…
  4. 病態別輸液管理[実践編]
     ・心肺蘇生中の原則って? 何を選ぶ? なぜブドウ糖は使わない?
     ・急性肝不全の輸液管理は? 凝固異常や脳浮腫による昏睡にはどうする?
     ・急性腎不全の輸液管理は?  大量輸液で注意することって?
     ・急性呼吸不全の輸液管理は? いちばん初めに考えることとは?
     ・糖尿病性昏睡時の輸液管理は? 初期輸液の第一選択は? その他…
  5. 輸液管理の落とし穴[応用編]
     ・輸液ポンプとシリンジポンプの落とし穴って? その他…
  6. 理解度チェック&質疑応答
     ・日頃の疑問をスッキリ解決!

受講されることで得られる効果

  • 輸液—なぜその種類で,その量なのか?…がわかる!
  • 輸液の目的を病態別に理解できる!
  • 輸液の落とし穴を知り,リスク管理ができる!

前回参加者の声(アンケートより)

●7年ずっと分からなかった疑問が解決しました! 話し方もスライドもとてもわかりやすかったです。(7年目/救命救急科ナース)
●「どうしてこの輸液を?」と聞きにくかったことを知ることができました。 それが1番嬉しかったです。(10年目/神経内科病棟)
●講義前に理解度チェックを見たときは、わからないことばかりで不安でしたが、講義後に解いてみて、答えられたことに驚きました!(2年目/消化器外科病棟)
●今までの輸液セミナーで一番わかりやすかったです。(18年目/ICUナース)
●「どんな時にどんな種類の点滴を用いるか」をとてもよく理解できました。(6年目/ICUナース)
●短く、分かり易い説明で眠くならずに受講できた。(8年目/内科病棟)
●今までなんとなく使っていた輸液についてわかりやすく理解できた。(9年目/脳神経外科病棟)
●一生の知識として、とっても勉強になりました。(8年目/循環器病棟)
●普段考えずに使用していた点滴にも大きな意味があることを再認識できました。(6年目/混合病棟)

理解度チェックテスト

1. 成人の全体液量は、体重の何%?
1)50%
2)60%
3)70%
4)80%
5)90%

2.「サードスペース」とはどこ?
1)血管内
2)細胞内
3)血管外細胞外

3. 同量で、一番カロリーが高いのは?
1)コカコーラ
2)ファンタグレープ
3)ファンタオレンジ
4)スプライト
5)5%ブドウ糖液
6)ポカリスエット
7)アクエリアス

4. ナトリウム濃度が一番高いものは?
1)開始液
2)維持液
3)乳酸加リンゲル液
4)血漿(正常値)
5)5%ブドウ糖液
6)生理食塩液

5. 出血による500mlの循環血液量減少を補うのに必要なリンゲル液の量は?
1)250ml
2)500ml
3)1000ml
4)2000ml
5)2500ml

6. 生体に投与したとき、自由水を最も多く含む輸液製剤はどれ?
1)生理食塩液
2)乳酸加リンゲル液
3)開始液(ソリタT1)
4)維持液(ソリタT2)
5)5%ブドウ糖液


7.心肺蘇生実施中に最も適した輸液はどれ?
1)5%ブドウ糖液
2)生理食塩液
3)乳酸加リンゲル液
4)維持輸液

8.長期IVH投与中の患者で突然アシドーシスが進行した。なにが原因?
1)酢酸過剰投与
2)希釈性アシドーシス
3)ビタミンB欠乏

9.いわゆる脱水症の治療の初期輸液で正しいものはどれ?
1)細胞外液
2)維持輸液
3)自由水を含んだ輸液
4)カリウムを含まない輸液(開始液)

講師

  • 石松 伸一

    聖路加国際病院
    副院長
    石松 伸一

    現職:聖路加国際病院 副院長/救急部部長/救命救急センター長
    経歴:1985年 川崎医科大学卒業,同附属病院救急部研修医
       1993年 聖路加国際病院 救急部 副部長
       2003年 同 救急部部長,救命救急センター長
       この後,聖路加国際病院教育・研究センター教育研修部部長
       2013年 同 副院長

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