白木せいかつのデイ 作業療法士
山口 健一氏<->直井 誠氏
長崎県出身。
長崎医療技術専門学校作業療法科を卒業後、南長崎クリニックリハビリテーション科へ勤務。7年間の勤務後、平成26年より現職。作業療法のプロとして心身機能への働きだけでなく、「活動」「参加」を意識したプログラム・トレーニングを日々現場で実践している。また、医療や介護現場・在宅でも使え、人の生活を少しでも改善する、新しい生活の発想の提案やアイデアについてのヒントを見つけるワークショップなどを開催している。第14回日本通所ケア研究大会「ケアの工夫コンテスト」【プログラム・活動・参加を促す工夫】部門で最終優秀賞を受賞。月刊デイなどへの寄稿など多数。
【資格】
・福祉住環境コーディネーター2級
・認知症ライフパートナー基礎/応用
・浮腫療法手技取得 埼玉県在住。現在、主に認知症を対象とした古民家デイサービスを2つ運営し、代表、管理者、生活相談員、現場の介護職として日々勤務する傍ら、地域活動で認知症啓蒙活動を頻繁に行っており、昭和の古民家ならではの独自の実践を地域に、専門職に、講演、セミナー、オレンジカフェなどを通じて伝えている。2つのデイでは、「社会性・関係性の回復により、生きる活力を取り戻し、在宅生活をいつまでも続けられるようになること」をモットーに活動をしている。認知症の独自の取組みは、地域の認知症ケアの中心・発信源となりつつある。
【ココに注目】
利用者の意欲を向上する独自のプログラム
ご利用者の生活意欲が向上するためのプログラムの工夫について
「笑う事」「仲間を作ること」「昔の昭和の習慣活動」「皆で活動参加」そして、「家族を巻き込む事」をポイントにプログラムの工夫、環境の工夫をしています。
【活動量が低いご利用者の心に火をつけるポイント】
「笑う事」「触れる事」「輪になること」を大切にし、スタッフと利用者様が「仲間」になることだと思います。仲間のいう事は聞いてくれます(笑)。あと、当たり前なのですが、スタッフが出来ていない事が「その人を知ること」なのだと思います。その人の事を知り、心に火をつける事が必要かと。
【今回の分科会の中で一番の参加しどころ】
うちのデイでは一日が過ぎるのがあっという間です。そんな一日あっという間に過ぎる社会参加・活動習慣をお伝え出来たらと思います。塗り絵や折り紙も好きな人にはいいですが、認知症の方にはもっと大切な事があるなと感じています。体操や物作りだけではない、利用者の意欲向上する独自のプログラムをお伝え出来たらと思います。やる気になれば、明日からできます。
【参加する人、参加を検討している人へのメッセージ】
私自身もQOLサービスのセミナーで今まで沢山学ばせていただき、その時の学びを沢山デイに取り入れて今があります。皆さんも一緒に学び、是非自分で勤務しているデイで、「明日から」生かしていきましょう!