Meducation

医療・介護・福祉を中心としたセミナー・研修などのイベント情報が見つかるポータルサイト

【京都会場】ISR(組織間リリース?)セミナー2018

長期間の「拘縮」や「可動域制限」に対しても、確実に可動性を回復させるための徒手療法技術

このセミナーは受付終了しました。

対象 医師理学療法士作業療法士
分野 リハビリテーション
受講料 96,180円(税込)
開催日 2018年7月22日 開始:16:30 | 終了:00:00 | 開場:09:30
2018年8月25日 開始:16:30 | 終了:00:00 | 開場:09:30
2018年9月29日 開始:16:30 | 終了:00:00 | 開場:09:30
会場 京都テルサ
京都府京都市南区東九条下殿田町 70番地京都テルサ[地図]
※地図は若干の誤差が生じる場合があります。詳細は主催者よりご連絡いたします。

講師 広島国際大学総合リハビリテーション学部 リハビリテーション学科 教授、 株式会社GLAB 代表取締役、 日本健康予防医学会 副理事長 蒲田和芳
定員 50名
主催 (社)日本健康予防医学会 関節疾病予防研究部会事務局 株式会社GLAB
受講備考 3回セット受講料:96,180円(税込)
関連資料

概要

組織間リリース?またはISR?(=Inter-Structural Release)とは
関節疾患が思うように治らないとき、関節拘縮やその原因である組織間の滑走不全が障壁となっていることが少なくありません。組織間リリース?またはISR?(=Inter-Structural Release)とは、長期間の「拘縮」や「可動域制限」に対しても、確実に可動性を回復させるための徒手療法技術です。

ISR?の技術は、繊細な指先の触診技術とともに進歩してきました。具体的には、指先を組織の間に滑り込ませて、末節骨遠位端を使って1㎜の精度で疎性結合組織をリリースします。その結果、あらゆる軟部組織(=皮下組織、筋、腱、神経、骨膜など)を対象として、組織間の癒着をリリース(解放)し、滑走性を改善するものです。組織をつぶすことなく、溶かすように組織間の滑走性を改善させます。幼児期のときのように、すべての組織がスムーズに滑るようになることで、組織の緊張が軽減され、癒着による痛みが軽減されます。


ISR?の目的①:慢性痛への効果
運動器の慢性痛には少なからず組織間の癒着が関与しています。Fascia(線維性結合組織)の重責をエコーでの生理食塩水でリリースすることにより、頑固な慢性痛が改善されることが近年わかってきました。また、股関節鏡手術において、関節包に癒着する瘢痕組織をレーザーやシェーバーでリリースすることで、術後の可動域と疼痛の大きな改善が得られることが分かってきました。さらに、慢性炎症により形成された異常血管と疼痛との関連性、fascia内の水分の可動性と発痛物質との関係なども解明されつつあります。これらは医師による治療技術として近年発展していますが、ISR?を習得することにより、セラピストもこれらと同様のことを実施できるようになります。

セミナー概要

セミナー概要2

ISR?の目的②:マルアライメントの修正
ヒトが正常に身体運動を行うためには、皮膚、皮下脂肪、筋、腱、靱帯、関節包、骨膜など全ての組織において、隣接する組織との間で可動性を保つ必要があります。ISR?を用いることで、組織間の癒着に基づく慢性痛を取り除くだけでなく、マルアライメントの修正を進めることが出来ます。

ISR?の目的③:正常な筋機能の獲得
炎症や組織損傷の結果として癒着している組織をリリースすることができるようになります。例えば、ハムストリングスの肉ばなれのあと、半膜様筋と大内転筋、大腿二頭筋長頭と半腱様筋などが癒着し、それがしこりや違和感として感じられ、筋が痙攣したり、肉ばなれしそうな不安感をもたらしたりします。深い屈曲位でのハムストリングスの最大収縮で、筋がつりそうになることはよく経験されることです。ISR?を習得すると、これらを確実に、しかも症状や機能の変化を検証しながら治療を進めることができます。

広島国際大学総合リハビリテーション学部 リハビリテーション学科 教授、 株式会社GLAB 代表取締役、 日本健康予防医学会 副理事長
蒲田和芳
蒲田和芳(学術博士、理学療法士、日本体育協会アスレティック・トレーナー)は、スポーツリハビリテーション、関節バイオメカニクス、関節リアライメント治療を専門としています。東京大学大学院卒業、横浜市スポーツ医科学センターに勤務した後、コロラド大学とフロリダ大学に研究留学してきた経験があります。また日本オリンピック委員会の本部医務班理学療法士として、アトランタ(1996年)およびシドニー(2000年)オリンピックに帯同した経験があります。
現在の活動として、大学での教育と研究、医療機関での臨床、ビジネス、疾病予防との社会活動、日本健康予防医学会でのリアライン認定資格者の育成、学会等での学術活動などとともに、オリンピックを目指すトップアスリートの怪我の治療やコンディショニングに携わっています。







講師

  • 蒲田和芳

    広島国際大学総合リハビリテーション学部 リハビリテーション学科 教授、 株式会社GLAB 代表取締役、 日本健康予防医学会 副理事長
    蒲田和芳

    蒲田和芳(学術博士、理学療法士、日本体育協会アスレティック・トレーナー)は、スポーツリハビリテーション、関節バイオメカニクス、関節リアライメント治療を専門としています。東京大学大学院卒業、横浜市スポーツ医科学センターに勤務した後、コロラド大学とフロリダ大学に研究留学してきた経験があります。また日本オリンピック委員会の本部医務班理学療法士として、アトランタ(1996年)およびシドニー(2000年)オリンピックに帯同した経験があります。
    現在の活動として、大学での教育と研究、医療機関での臨床、ビジネス、疾病予防との社会活動、日本健康予防医学会でのリアライン認定資格者の育成、学会等での学術活動などとともに、オリンピックを目指すトップアスリートの怪我の治療やコンディショニングに携わっています。

レコメンドセミナー

もっと見る