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クラインフォーゲルバッハの運動学|脳卒中片麻痺患者の姿勢が崩れる原因を考える

 

このセミナーは受付終了しました。

開催日 2024年11月19日 開始:20:00 | 終了:21:30 | 開場:20:00
会場 オンラインセミナーのためご自宅で受講できます。
兵庫県伊丹市南町※地図は若干の誤差が生じる場合があります。詳細は主催者よりご連絡いたします。[地図]
※地図は若干の誤差が生じる場合があります。詳細は主催者よりご連絡いたします。

講師 びわこリハビリテーション専門職大学 理学療法学科 教授 講師:冨田 昌夫 先生
定員 40名
主催 エポック
受講備考
関連資料

概要

2024年11月19日(第三火曜日)20:00~21:30【オンライン開催】

お問い合わせはこちらから▼
https://seminar.ep-och.com/products/seminar2146

リハビリテーションの現場で遭遇する一つの大きな課題は、

患者が運動能力的には動作が可能であるにも関わらず、その能力が実際の動作に反映されないことです。

また、積極的に自主トレーニングを行うポジティブな患者もいれば、

不安やネガティブな感情により活動量が低下し、リハビリテーションの進展が遅れる患者様もいます。

それはなぜか?

このセミナーでは脳血管疾患だけでなく、様々な患者様の情動や報酬系の働きを理解し、これらの問題点を解決するために必要なことを学びます。



●●●●なぜ患者様は不安を感じ動きたくなくなるのか?●●●●
残存した運動能力を潜在化させたり、ポジティブな患者、ネガティブな患者を生み出したりする要因の根底にあるのは、

患者自身の身体の変化に伴う「動作イメージと実際の動きの違い」です。

このギャップが生じると、患者は不安を感じ、動きたくないというネガティブな感情に苛まれてしまいます。

それによって、運動能力的には可能であっても、最適なパフォーマンスを発揮できなくなるのです。



この問題を解決するためには、単に動作を繰り返し練習することで成功体験を積ませるだけでは不十分です。

自分でやりたいと思ったことが自分でできたと認識し、

感動したり喜んだりして強化学習ができるように誘導することが極めて大切です。



●●●●片麻痺患者の姿勢が崩れる原因について考える●●●●
本講義からは片麻痺患者の動作がなぜパターン化しているのかを考えていきます。

なぜ片麻痺患者は能力的には局所の運動が可能でも動作時には足がすくんだり身体を引いたりという全身的な運動を行うのでしょうか?



それは上丘より下位の中枢(脳幹)に損傷がない運動機能障害の片麻痺者の多くが

基本動作は可能なのに、支持基底面が徐々に狭くなる動作ではパターン運動になってしまうからです。



その原因の一つとして扁桃体の機能低下による情動的な問題が考えられます。

扁桃体(情動)、大脳基底核(報酬)、つまり情動報酬系に問題があるとも考えられます。情動報酬系の問題とは、片麻痺患者の姿勢の崩れやアンバランスが不安や自信の低下につながり、そこから生じるネガティブな発想による意欲の低下、つまり情動報酬系の問題に繋がっていると考えられます。

本セミナーでは情動報酬系の問題に対して、片麻痺患者様のアプローチの手がかりを検討していきます。

プログラム

  1. ●●●●オンラインセミナーのプログラム●●●●
    なぜ除皮質ネコは基本動作ができるのか?
    毛様体脊髄路と歩行誘発野の解説
    リズム運動と筋緊張の調整メカニズムについて
    典型的な片麻痺症状の解説
    運動制御系の解説
    安定姿勢と不安定姿勢について
    バランス戦略について
    運動の発達

講師

  • びわこリハビリテーション専門職大学 理学療法学科 教授
    講師:冨田 昌夫 先生

    略歴
    1968年 茨城大学工学部 電子工学科卒業

    1975年 国立療養所東京病院附属リハビリテー 

    ション学院 理学療法科 卒業

    神奈川リハビリテーション病院勤務

    1981年 スイス バレンツ病院 勤務

    1986年 神奈川リハビリテーション病院 勤務

    2003年 藤田保健衛生大学 衛生学部看護学科 教授

    2004年 同 衛生学部リハビリテーション学科 教授

    2008年 同 医療科学部リハビリテーション学科 教授  

    2008年 同 大学院保健学研究科 教授

    2012年 同 医療科学部リハビリテーション科、大学院保健学研究科 客員教授(2022年3月まで)

         (2018年10月、同大学は藤田医科大学に名称変更、医療科学部は保健衛生学部に名称変更)

    2012年 佛教大学 保健医療技術学部 客員教授(2017年3月まで)

    2017年 森ノ宮大学 客員教授(現在に至る)

    2020年 株式会社ALTURA顧問就任、教育アドバイザー(2022年6月まで)

    2022年 びわこリハビリテーション専門職大学 教授

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