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ケアレク研修大会2024  【東京会場】

お悩み解決!なぜ介護現場のスタッフはレクに困るのか!?

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開催日 2024年9月6日 開始:18:30 | 終了:20:00
2024年9月7日 開始:09:45 | 終了:16:30
会場 リファレンス西新宿大京ビル貸会議室
東京都新宿区西新宿7丁目21-3 西新宿大京ビル2・5階[地図]
※地図は若干の誤差が生じる場合があります。詳細は主催者よりご連絡いたします。

JR/京王電鉄/小田急電鉄/都営新宿線 新宿駅「西口」より徒歩8分
講師 高齢期リハケア研究会  寺井 達也 氏
医療法人入峰会 リハビリ室長/一般社団法人いなしきあっとほーむ代表/作業療法士/介護支援専門員 浅野 有子 氏
和が家カンパニーズ株式会社  直井 誠 氏
社会福祉法人三幸福祉会 特別養護老人ホーム癒しの里南千住  武井 圭佑 氏
株式会社QOLサービス 小川 真弘  氏
定員 40名
主催 日本通所ケア研究会
受講備考 ※2日間参加で参加費10,000円
 ・1日目のみのご参加の場合 参加費3,000円
 ・2日目のみのご参加の場合 参加費7,000円
関連資料

概要

介護現場でレクリエーションのイメージとして、「レク=集団ゲーム」「レク=集団で楽しまないといけない」「レク=プログラムの一環」を想像される方が多いのではないでしょうか。
本来、介護場面におけるレクリエーション(以下、ケアレク)とは、介護を必要とする人が一人の人間として、その人らしい楽しく充実した豊かな生活や人生を再創造(リ・クリエイト)するための基本的な考え方であり、単に集団ゲームやイベント行事、ぬり絵や脳トレの支援だけをしていればよいというものではありません。
その人一人ひとりの自発的・創造的な様々な余暇の活動であり、趣味活動やスポーツ、芸術、学習、テレビ鑑賞、昼寝などさまざまな活動を含みます。
私たちは、「食事」「入浴」「排泄」「移動」のためにだけに生きているのではありません。
上記のADL(日常生活動作)は生活をする上での目的を達成するための手段です。
私たちはその先の趣味活動や楽しみ活動のために生きています。
もちろん介護は生活を支援するサービスなのでADLの介助も大切です。
それ以上に私たち生活期を支える介護職の醍醐味は、目の前のご利用者の「楽しみ活動」や「生きがい」を支援・創造できることだと思います。

本研修では、介護場面における日常生活のさまざまな活動にレクの視点からアクセントをつけることで、介護現場で行っているプログラムがご利用者一人ひとりの生活に意味ある目的的な活動となる支援方法を実際に参加体験いただきます。
レク(楽しみ活動)を日常化すると共に、日常の様々な活動のレク化(楽しみ活動化)の創出を体験価値として持ち帰っていただくことで、スキルアップと翌日からの現場サービスの質向上につなげていただきます。

こんな悩みを抱えている方はぜひご参加ください
・コロナが始まって以来、提供しているレクがパターン化してしまっている
・何のためにこのレクをしているんだろうと思うことがある
・人が足りない!その場しのぎ・・・スタッフだけが盛り上げようと頑張っている
・他の施設ではどんなことをやっているのだろうか・・・

プログラム

  1. <1日目>9月6日(金) 18:30~20:00 講師:小川 真弘氏(株式会社QOLサービス 教育事業部/介護福祉士/介護支援専門員)

    もうレクに悩まない!振り回されない!ケアレクに必要な視点
    【内容】
    介護もレクも「生活を豊かにする」という同じ目的を持った対人サービスであり、レク・アクティビティはケアの一部です。ただ単に楽しんでもらうだけではなく、ケアとしてのレク知識・技術を身につけることで、日常生活のさまざまな場面や活動にレクの視点で味付けをすることができるのではないでしょうか。本講座では日常生活動作を支援するだけでなく、より重要な活動である「人生の楽しみ活動」が創出でき、生きがいづくりやQOL向上の支援につながる発想の転換をさまざまな手段を使ってお伝えいたします。
    ・なぜ介護現場でレクを提供するのか
    ・マンネリが起こっているのは誰?
    ・表現のバリエーション
    ・全国各地のさまざまな活動
    ・強みを生かす
    ・今までに企画や運営で関わってきた過去の研修・セミナー・学会で得た知識を参加者の方に還元
    ・Q&A形式でたくさんの手段を持ち帰る ほか


  2. <2日目> 9月7日(土)  ※予定している講師・内容は変更になる場合がございます。予めご了承ください。

    【分科会1】9:45~11:15 講師:寺井 達也氏(高齢期リハケア研究会 代表/作業療法士)
     要介護者向け個別機能訓練につながる生活機能向上レク  
     ・ケア・レクの基礎
     ・作業療法士が提案する視点を変えたケア・レク~さぁ視点を変えよう!~
     ・生活リハビリから視るレクリエーションの位置づけ
     ・高齢者心理のとらえかたを学ぼう
     ・高齢者の意欲
     ・ケア、レクの目的は?
     ・マンパワーが少なくてもレクはできる

    【分科会2】 9:45~11:15 講師:浅野 有子氏(一般社団法人あっとほーむいなしき 代表理事/デイサービス太陽と鳩たち 作業療法士)
     フロアで人手が足りない時に集団で効率的に取り組め効果を出せるレク・アクティビティ
     ・人にゆとりのない現場・フロアでスタッフに負担なく効果的に提供できる「課題」「機能別」の自立支援のリハレクの工夫と実践
     ・通所サービス対象者の「疾患別」「介護度別」「ニーズ別」の機能向上の課題
     ・「脳血管疾患」「骨関節疾患」「心疾患」「糖尿病・高血圧・腎疾患」「認知症疾患」
     ・個別通所計画・機能向上計画・リハ計画の表現のコツ
     ・体を動かすための基礎知識、解剖学や運動学!利用者編の説明力を高めよう
     ・認知症の作業療法から学ぼう!アセスメントとプログラム・効果的なアクティビティケア

    【分科会3】11:30~13:00 講師:寺井 達也氏(高齢期リハケア研究会 代表/作業療法士)
     要支援者向け生活機能向上につながるケアレク
     ・作業療法士が考えた新しい視点のケア・レク
     ・生活の中のレクリエーションを分析してみよう
     ・ケア、レクを生活へ、その具体的テクニック
     ・レクリエーションのシミュレーション
     ・地域とつながる活動、参加アプローチの一例をやってみよう!ほか

    【分科会4】11:30~13:00 講師:浅野 有子氏(一般社団法人あっとほーむいなしき 代表理事/デイサービス太陽と鳩たち 作業療法士)
     楽しく取り組める!歩行・バランスに必要な機能を向上させるレク
     ・本人が主体的に取り組み効果を上げる練習
     ・上肢、下肢体幹可動性、筋力、バランス、歩行、心肺機能強化など
     ・生活に直結する機能練習
     ・横歩き、後ろ歩き、腸腰筋トレーニング、段差へのアプローチ、またぎ越しなど
     ・楽しく本人が取り組める練習のコツ
     ・足指練習、ステップダンス、パーキンソン練習など
     ・認知機能強化のリハレク、感覚運動練習、認知練習、記憶の賦活、生き生きアドレナリンなど
     ・その他、参加者の皆さまが希望する機能強化へのヒント

    【分科会5】14:00~15:30 講師:直井 誠氏(和が家カンパニーズ株式会社 代表/介護福祉士/介護支援専門員)
     認知症の方が継続して取り組むことができるレク・アクティビティ
     ・和が家グループでの認知症の方向けの生活リハビリについて
     ・和が家グループの認知症ケアと地域づくりの考え方
     ・生活リハビリと社会参加をする上での考え方と実践について
     ・具体的な生活リハビリや社会参加事例を画像と動画で解説 
     ・料理、畑、掃除、日誌、バザー、学校や地域との協働作業、お店、ボランティア 等々
     ・どうやったら自社施設で導入できるかを考える

    【分科会6】14:00~15:30 講師:武井 圭佑氏(管理栄養士/栄養経営士)
     口腔機能改善・栄養改善につながるレク
     ・口腔機能向上と栄養改善の重要性
     ・口腔と全身の健康状態との関連性
     ・口腔機能低下と栄養不良のリスクと影響
     ・高齢者における適切な口腔ケアと栄養摂取の意義・必要性
     ・レクリエーション活動が栄養改善と口腔機能向上に与える効果
     ・実践的なアプローチの提案と現場への展開とアイデア共有
     ・口腔、栄養に関する介護現場でのレクリエーション活動の展開方法
     ・参加者とのアイデア共有の時間など

    【参加者交流 しゃべり場】15:40~16:30 ※自由参加
     日頃の現場実践で経験していることや研修で学んだことを自分の言葉で人に発信することや人の言葉を収集することで、
     より理解が深まります。この「しゃべり場」では参加者と講師がしゃべり、情報交換することで、つながり、より翌日からの
     現場実践に取り組みやすくなります。


    ※ホームページにて詳細をご確認いただけます
    https://tsuusho.com/care_rec

講師

  • 寺井 達也 氏

    高齢期リハケア研究会 
    代表
    寺井 達也 氏

    ・高齢期リハケア研究会 代表 ・作業療法士
    ・生活リハビリプランナー ・AMPS認定評価者
    ・ケアストレスカウンセラー
    京都府出身。
    2006年に作業療法士免許を取得後、介護保険サービスのリハビリテーション業務に従事。通所介護事業所の管理者や訪問リハビリテーションの役職などを経験し、現在は「生活リハビリ」「生活期リハビリ」のフリー講師。大津市行政・企業主催の講座や個人セミナーを開催。また高齢者施設で音楽ボランティアも行っている。高齢者リハビリテーションの主な内容が「機能訓練」「歩行練習」であることに長年疑問に思う。作業療法理論や心理学を学んでいくうちに介護保険サービスに従事する職種問わず「作業療法」の知識が広まれば高齢者ケア・リハビリが充実すると確信する。2021年に直腸がんと診断され、身体障害4級(人工肛門)となる。療養休職中に生活リハビリの著書を二冊出版する。そのうちの「認知行動ケア―高齢者の心理・生活からケアをひもとく」は「作業療法」「介護」「心理学」をミックスした新しい視点の「生活リハビリ」の考え方、実践方法を掲載している。2023年5月に資格「生活リハビリプランナー」を創設(商標登録申請中)。2023年11月にがん局所再発。現在、化学療法を受けながらも「生活リハビリ」を広める活動をしている。

  • 浅野 有子 氏

    医療法人入峰会 リハビリ室長/一般社団法人いなしきあっとほーむ代表/作業療法士/介護支援専門員
    浅野 有子 氏

    ・非営利一般社団法人あっとほーむいなしき 代表理事
    ・デイサービス太陽と鳩たち 管理者
    ・作業療法士
    ・主任介護支援専門員
    新潟県犀潟リハビリテーション学院作業療法学科を卒業後、草津栗生楽生園での勤務を経て埼玉県にて4ヵ所の身障病院にて開設に伴い勤務(東所沢病院・新所沢潤和病院・天草病院・上尾中央病院)。富士見市・吉川町・杉並区・三郷町の地域ケアに非常勤として勤務。1989年に社会福祉法人恵和社会復帰センター開設に伴い勤務し、精神障害者授産、援護寮での訓練・指導・援助に携わる。1993年に医療法人青洲会神立病院に勤務し、作業療法部門を開設(リハセンター・老健「さくら」・デイケアセンター・訪問リハ部門を開設)。2000年より介護老人保健施設涼風苑にて勤務し、2011年池田病院作業療法部門を開設。明野町・土浦市・龍ヶ崎市の介護予防活動に企画・参与・従事している。非営利一般社団法人あっとほーむいなしきを立ち上げ、2018年1月に自分が通いたい場所として「デイサービス太陽と鳩たち」を開設。日本一結果を出す機能訓練を提供するデイサービスとして現在奮闘中。NPO法人茨城県ケアマネジャー協会副会長、茨城県介護支援専門員主任介護支援専門員講師など役職多数。

  • 直井 誠 氏

    和が家カンパニーズ株式会社
    代表取締役
    直井 誠 氏

    ・介護福祉士
    ・介護支援専門員
    埼玉県在住。
    現在、主に認知症を対象とした古民家デイ2か所、商業施設内で予防事業のショッピングリハビリデイ、くらしとシゴトバデイを運営し、代表、管理者、生活相談員として日々奮闘している。また、地域活動で認知症啓蒙活動を頻繁に行っており、昭和の古民家ならではの独自の実践を地域に、専門職に、講演、セミナー、オレンジカフェなどを通じて伝え、地域を巻き込んだ事業を推進している。「社会性・関係性の回復により、生きる活力を取り戻し、在宅生活をいつまでも続けられるようになること」がモットー。

  • 武井 圭佑 氏

    社会福祉法人三幸福祉会 特別養護老人ホーム癒しの里南千住
    武井 圭佑 氏

    ・管理栄養士
    ・栄養経営士
    埼玉県出身。
    2019年に人間総合科学大学健康栄養学科卒業後に有料老人ホームでの介護職・栄養職から人間総合科学大学健康栄養学科の助手を経て、現在の社会福祉法人三幸福祉会特別養護老人ホーム癒しの里南千住の管理栄養士として就任。ご入居者の栄養ケアマネジメントをはじめ、新規研究分野である介護老人福祉施設における看取りケアの研究についても取り組んでいる。また、栄養経営士の資格も取得、リスクマネジメント、コンプライアンス、人材育成など多岐にわたる知識を発揮し施設運営に携わる。現在、癒しの里南千住は日本健康・栄養システム学会より「臨床栄養師研修施設」認定されている。

  • 小川 真弘  氏

    株式会社QOLサービス
    教育事業部
    小川 真弘  氏

    ・介護福祉士
    ・介護支援専門員
    ・社会福祉主事
    ・相談支援専門員
    岡山県出身。
    尾道大学を卒業後、兵庫県内のトータルホームメンテナンスの会社に就職。住宅改修(リフォーム)の顧客情報管理を行う中で、高齢者を食い物にする「悪徳リフォーム」の会社が蔓延る業界に嫌悪を感じ退職し地元に戻る。2005年12月に株式会社QOLサービスに入社。全国各地の介護・医療・福祉従事者の方向けに各種研修・学会などを企画。約19年の研修等で出会った全国各地で活躍する講師200名以上、介護・医療・福祉従事者延べ10万3,000人。企画する研修は机上の空論ではない現場実践に役立つと参加者からは好評を得ている。今回の研修では今まで一緒に仕事をさせていただいた講師陣から学んだ知財を参加者の方に余すところなくお伝えいたします。

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