株式会社QOLサービス 代表取締役
妹尾 弘幸 氏
\重くのしかかる今回の「実質赤字改定」…デイ経営・運営の「冬の時代」をどう乗り切るか/
赤字事業所が激増!デイ苦難の時代に突入しました。
とにかく「人」の問題(人手不足・人件費の高騰)が大きく立ちはだかり、各デイ青息吐息の状態となっています。
2024年度の改定は介護業界に大きな傷跡を残すものとなるでしょう。
それでも私たち事業者は、ご利用者に介護サービスを届けるため何としても生き残らなければなりません。
打てる手だては
【1】稼働率の向上(新規利用者の確保・現存利用者の利用回数の調整)
【2】加算算定(算定可能な加算は全て算定)
【3】制度の活用(賃上げ税制、各種助成金、補助金など)
ぐらいしかありません。
今後、今以上に介護職員は想像を絶する人手不足状態になります。
訪問介護、夜間の介護は崩壊していき、介護難民・ケアプラン難民が急増します。
本来、今回の改定で介護職員の処遇改善は10%必要だったにも関わらず、2~2.5%に留まる微増であったため、他産業との賃金格差は開く一方で、介護職員不足に拍車をかける状況となっています。
まずは、何とか次期改定までの2年間を何とかして黒字運営していきましょう。
この2年間は淘汰の篩に掛けられる2年となります。
今大会では、淘汰の中で生き残れる事業所・法人となるためのヒントを多数ご用意させていただきました。
会場参加をすることでしか体験できない質の高い「学び・情報交換の場」が提供できればと考えています。
一人でも多くの方にご参加いただき、今大会が将来の介護を共に守っていくための事業所運営、現場ケアの始動のヒントになれば幸いです。