産業作業療法研究会について
「働くことを支援する作業療法」
“働き方”や“ライフワークバランス”といった重要性について謳われるようになってきた昨今、仕事をすることに対しての意識が変化しつつあります。
単なる生活費を稼ぐための手段…から、自己実現の方法の一つとして、社会貢献の手段としての意味合いが強くなってきているように感じます。
作業療法というリハビリテーションは、その歴史を紐解いていけば「職能療法」が基礎になっています。
「働くこと」で心身ともに健康でいられるように支援する
これが作業療法の根幹であることは、今も昔も変わらないはずです。
現在様々な理由や制度的な背景もあって、作業療法はリハビリテーション医療としての役割を強く持っています。
しかし、それ故に医学的な側面のみ強調されてしまい、その結果働くことという社会参加への支援が薄くなりつつあるようにも感じます。
単純に、もったいないな…と。
病院やクリニックといった、医療の内側の方向に向かう支援ではなく、医療の外側…社会生活に向けた支援がもっとできるはず。
その社会生活の大本を担う「働くこと」ということにもっと介入できるはず。
だからこその“産業作業療法”だと思います。
産業作業療法はその対象を身体機能、精神機能といった“障害”の有無に関わらず、
「働きたいけど、働けない」
「働いているけど、働きにくい」
…と感じている人を対象としています。
作業療法というリハビリテーションの知識、技術を、「働くこと」に向ける事で、もっとできることが増えていくと考えています。
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