●「心の栄養士」として要介護者の暮らしを支援する専門家を目指す
　高齢や、障がいにより、介護が必要になった要介護者のQOL（ Quality of Life：生活の質、人生の質） 向上を目指すことは、その人らしい人生のフィナーレを迎えるために大切なことです。　
　そのためには、身体の栄養補給だけではなく、心にも栄養補給が必要だと私たちは考えています。

　当センターでは1986年より高齢者のQOL向上を目指すアクティビティ・ケアについての研究・実践を重ね、書籍やセミナーを通して情報発信を続けてきました。
　2005年からは、アクティビティ・ケアの専門家を養成する研修会を全国各地で開催しています。
　資格取得者は、それぞれが自分の立場からアクティビティ・ケアを考え、要介護者と介護者が、ともに楽しみ、生活を輝かせるケアを実践しています。

●要介護者のQOL向上を目指す「アクティビティ・ケア」
　QOL向上は、本人の生き方、価値観に基づくものであるため、一人ひとりの生活文化を尊重し、要介護者が主体的・積極的にかかわれるケアデザインが求められます。
　手工芸や音楽などの芸術文化活動や、体操やゲームも交えた遊び文化活動、さらには、自然とのふれあいや回想につながる外出活動などの多様なアクティビティを、コミュニケーションスキルと計画に基づいて実践する「アクティビティ・ケア」が現場では大いに役立ちます。

●全国各地でのフォーラムで、資格取得後も継続学習でスキルアップ
　資格取得後のフォローアップセミナーとして、年に一度、東京での全国大会と、北海道・岩手県・熊本県、全国3か所でのブロック大会を開催しています。
　アクティビティ・ケアの専門家の講演や現場での実践報告を通して、地域でのネットワークを繋ぎ、多職種が情報交換する機会を設けています。

　地域で、高齢者、障がい者を支える時代を迎えた今、要介護者のQOL向上のために、医療、福祉の専門職が集い、学び合い、協働していくことを目指しませんか。

セミナー情報