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新しい総合的認知症ケア研修会(大阪会場)

介護の専門性が高まる認知症の方への支援方法を導き出す

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開催日 2018年9月8日 開始:10:00 | 終了:17:00 | 開場:09:30
会場 CIVI研修センター新大阪東
大阪府大阪市東淀川区東中島1丁目19−4[地図]
※地図は若干の誤差が生じる場合があります。詳細は主催者よりご連絡いたします。

講師 コミュニティホーム 長者の森  石原 孝之氏
株式会社QOLサービス 妹尾 弘幸
有馬高原病院 中西 誠司
看護小規模多機能型居宅介護ありがとういいね 村上 理恵
定員 100名
主催 日本通所ケア研究会
受講備考
関連資料 パンフレット

概要

認知症の人は私たちと何が違っていて、何が同じなのかを考えことはありますか?違いは、認知症という疾患が「ある」か「ない」かの違いだけなのです。しかし、認知症ケアが難しいと感じてしまうのは、「言うことを聞いてくれない」「リハビリの指示が入らない」「認知症だからできない」という介護者側の視点による感じ方や介護者が困らない介護者側都合のアセスメントが原因ではないでしょうか。今回のこの研修会では【介護の専門職・プロとして専門性を高める】ことを目的に、日々の現場ケアの見直し、困難事例への対応、そしてもっとその先を勉強してみようと思えるワンランク上の総合的な認知症ケアのアプローチを学んでいただきます。

こんな方におすすめ

  • 認知症介護に携わる介護、医療、福祉従事者

プログラム

  1. 【講座1】10:00~11:45
    こんなアプローチがあったんだ!認知症ケア最前線
    ~「基礎知識のおさらい」から「明日から使えるケアのヒント」まで~
    講師:石原 孝之氏(コミュニティホーム長者の森 取締役)

    「なぜ、認知症ケアが難しく感じてしまうのか」を見つめ直していただき、明日からの現場で使えるケアのヒントを探ります。
    <予定している当日の内容>
    ・中核症状と周辺症状(BPSD)の基礎知識と関係性
    ・その場しのぎのケアはもうウンザリ!明日から使えるケアのヒント
    ・世界の認知症ケアから学ぶケアメソッド
    ・コミュニティホーム長者の森の取り組み
    ・はたらくグループホーム、お年寄りと子ども(ふじのくに型共生施設)
    ・ネロリカフェ(認知症予防カフェ) ほか

    【ランチョンセミナー】12:05~12:35 
    ※受講を希望される方はお弁当をご持参ください
    BPSDへの対応
    ~PACEP理論から導く根治ケア~
    講師:妹尾 弘幸氏(総合介護施設ありがとう 総施設長)

    BPSDへの対応理論の一つである「PACEP理論」の概要について説明し、具体例を用いて、PACEP理論の活用とケア対応方法について説明します。
    <予定している当日の内容>
    ・PACEP理論とは
    ・PACEP理論の基本的な考え方
    ・PACEP理論を用いて 事例1
    ・PACEP理論を用いて 事例2 ほか

    【講座2】時間:12:45~14:00
    新しい総合的認知症ケアの実践(1)
    ~介護職でも実践できる認知機能の維持・改善、認知症予防トレーニング、認知症リハビリ~
    中西 誠司氏(医療法人寿栄会 有馬高原病院地域包括ケア推進室 室長/作業療法士)

    4DAS(Four Dimensional Assessment System)という兵庫県で開発された仕組みを紹介します。認知症の方に対する機能訓練を“根拠に基づいて”行うためにはどうすれば良いのか?という疑問に対して、視点の置き方、具体的なアセスメント、プログラムの実践といった一連の考え方について解説します。
    <予定している当日の内容>
    ・認知症観の転換について
    ・パーソン・センタード・ケアと認知症機能訓練
    ・認知症機能訓練のPDCAサイクル
    ・現場で使いやすいアセスメント
    ・プログラム実践方法 ほか

    【講座3】14:15~15:30
    認知症の方に効果的なADL・IADLプログラムとケアの工夫
    ~全国から見学者が多数訪れる総合介護施設ありがとうグループの現場実践から~
    村上 理恵氏(看護小規模多機能型居宅介護ありがとういいね 介護福祉士/認知症介護実践者研修修了)

    認知症の方の残存している能力を引き出しADL・IADLを行ったり、趣味活動を増やすことで本人のQOLが高まります。現場での実際の活動例を紹介しながら簡単にマネができる工夫点などをお伝えいたします。
    <予定している当日の内容>
    ・「社会参加」「交流」に向けて季節行事やイベントを楽しむ
    ・個々に合わせた豊かな時間づくりの工夫
    (木工作業・習字・畑づくり・園芸活動・縫い物・読書など)
    ・日常生活場面における役割づくりの工夫
    (調理・洗濯物たたみ・干し・ 食器洗い・拭き・盛り付け・配膳・下膳・お茶くみなど)
    ・近隣の豊かな環境を生かした五感への刺激
    ・事業所での取り組みを最大限に生かす!在宅での生活を限界点まで高める家族支援の工夫
    ・実際に効果のあったご利用者の事例紹介 ほか

    【講座】15:45~17:00
    新しい総合的認知症ケアの実践(2)
    ~本人の残存能力を引き出し自立を支援する環境、BPSDを防ぐ環境の考え方と実践~
    妹尾 弘幸氏(総合介護施設ありがとう 総施設長)

    環境が人の行動に及ぼす影響力は大きく、特に認識力や遂行機能等が低下している認知症の方は、環境設定により大きく活動レベルが変化します。この講座では、認知症と環境に関して、本人の残存能力を引き出す環境づくり、BPSDの発生を低下させる環境づくりについて説明します。
    <予定している当日の内容>
    ・環境の種類
    ・認識力低下に対する環境設定の考え方と実際
    ・記憶力をあまり必要としない環境設定の工夫
    ・注意の持続力が低下していても認識しやすい環境設定の工夫
    ・手続き記憶を引き出す環境づくり ほか

    ※本研修は日本認知症ケア学会単位認定講座です(認知症ケア専門士単位:3単位)

    【詳細はこちらからご覧ください】
    https://www.tsuusho.com/new_ninchisyokea/

受講されることで得られる効果

  • マニュアルだけに頼らない!認知症の人の立場で客観的に有効なケアを導き出すことができるようになります!

講師

  • 石原 孝之氏

    コミュニティホーム 長者の森
    取締役
    石原 孝之氏

    静岡県出身。介護現場経験11年目で介護福祉士・介護支援専門員などの資格を持つ。焼津市キャラバンメイト会長・焼津市認知症対策連絡会委員を務める。コミュニティホーム長者の森は平成17年4月1日開設し、【介護部門】デイサービス長者の森、グループホーム長者の森、ショートステイ長者の森、ケアプラン長者の森を運営。【保育部門】保育所もりのくまさんを運営。【介護保険外事業】カフェコラレ、オープンスペース森のこかげ、森de朝市を展開している。これらはすべて同一建物内にあり、魚の町静岡県焼津市で0歳~100歳の“ふじのくに型共生施設”として運営し、厚生労働省が選ぶ「宅幼老所の取り組み事例」にも選定され、実践している「3本の矢政策」は全国各地から多数の見学者がきている。一般向け介護セミナー、介護現場からみる認知症ケアの視点、看取るという選択肢、良い施設の選び方、時代が求める介護福祉士像、リーダーのあるべき姿、人材育成など講演経験も多数あり。また、介護の魅力を伝えるための誌面媒体「メディサポ静岡」で編集長も務めている。

    ■執筆
    「介護保険外サービスの始め方」(介護の経営と運営Vol.35)
    「混合介護」(日総研)など書籍寄稿多数
    ■その他役職
    ・焼津市キャラバンメイト会長
    ・焼津市認知症対策連絡会委員

  • 妹尾 弘幸

    株式会社QOLサービス
    代表取締役
    妹尾 弘幸

    東京都出身。川崎リハビリテーション学院卒業後、救急病院、県立病院などで理学療法士として勤務する傍ら、介護福祉士養成学校などの非常勤講師を務める。1998年にPT勤務と共に有限会社QOLサービス(現、株式会社QOLサービス)を設立。2004年に介護部門、多機能地域ケアホームありがとうを開設。 現在は、株式会社QOLサービス代表取締役として「月刊デイ」「介護の経営と運営」などを発行する傍ら、教育部門では各種養成講座や全国規模の研修会を開催している。 介護部門のありがとうグループは、グループホーム、看護小規模多機能居宅介護、デイサービス8施設、短期入所介護、居宅介護支援ステーション、サービス付高齢者住宅3棟、訪問介護・看護事業所、事業所内保育などを運営している。介護給付費分科会、介護保険サービスに関する関係団体懇談会などを傍聴し、いち早く事業展開の舵を切っている。

    川崎リハビリテーション学院卒業後、救急病院、県立病院などで理学療法士として勤務する傍ら、介護福祉士養成学校などの非常勤講師を務める。1998年に理学療法士勤務の傍ら有限会社QOLサービス(現、株式会社QOLサービス)を設立。2004年に介護部門「多機能地域ケアホームありがとう」を開設。現在は株式会社QOLサービス代表取締役として「月刊デイ」「認知症ケア最前線」「デイの経営と運営」などの定期購読誌を発行する傍ら、介護現場での臨床実践・研究なども精力的に行っている。

  • 中西 誠司

    有馬高原病院
    地域包括ケア推進室 認知症サポートセンターセンター長
    中西 誠司

    平成11年4月に医療法人寿栄会有馬高原病院に作業療法士として入職。平成11年7月に同法人内の介護老人保健施設青い空の郷へ作業療法士として入職し現在に至る。

    ≪教育研究業績等≫
    平成16年 1月 単著 痴呆性高齢者の「障害の受容」と援助方法―痴呆性高齢者の「ものわすれという視点から 作業療法ジャーナルVol.38 (1)
    平成18年 5月 単著 認知症の介護と作業療法 作業療法ジャーナルVol.40 (5)
    平成18年 7月 単著 暴力的に介護を拒否されてしまう場合 ピック病による人格変化・行動障害を伴った方への支援の一例 おはよう21Vol.17 (8)
    平成19年 3月 単著 多入所者に対し暴力的になってしまった男性への支援 おはよう21vol.13 (8)
    平成23年10月 単著 若年認知症の勝ての家族支援 認知症ケア最前線vol.29
    平成24年 4月 共著 IADLアプローチの実践③ 認知症(高齢者)とIADL―パーソンフッドを重視した作業療法 作業療法ジャーナルVol.46 (4)
    平成25年10月 単著 若年認知症の人の支援の輪を広げる実践報告─若年認知症サロンを立ち上げた経験から 作業療法ジャーナルVol.47 (11)

    ≪教育に対する貢献並びに学会・社会における活動等≫
    平成14年4月~現在 神戸市 認知症介護指導者(神戸市認知症介護実践者/実践リーダー研修 講師)
    平成16年10月~17年3月 介護家族から専門職まで人材育成のための研修システムと教材開発に関する研究(委員) 平成19年5月~20年2月 Web学習を用いた知識学習による認知症ケアの理解向上のための啓発事業(委員)
    平成20年~平成23年12月 認知症ケア高度化推進事業 (ワーキング委員)
    平成25年6月~26年3月 認知症初期集中支援チーム設置のための人材育成支援モデル事業ほか多数
    平成23年1月~平成24年8月 英国にて認知症ケアを視察

    ≪免許・学位等≫
    平成9年5月 作業療法士免許取得
    平成14年3月 保健学修士
    平成26年6月 認知症ケア学会 石崎賞 受賞
    平成28年6月 認知症ケア学会 石崎賞 受賞

  • 村上 理恵

    看護小規模多機能型居宅介護ありがとういいね
    介護福祉士
    村上 理恵

    認知症介護実践者研修修了

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