へき地医療等における医療系大学・学部の医療活動に関するシンポジウム
近年、国や地方行政において医療供給不足状態にあるへき地医療を支援するシステムが発足して、医療チームの派遣、巡回診療や遠隔医療が実施されています。
しかし、へき地など医療供給不足状態での医療活動には、未だに歯科医師の心理的負担の軽減、医療技術向上が不可欠です。また、近年の地域の福祉医療では、医療受給者となる地域住民参加により安心で信頼されるシステム構築の必要性が言われております。この度「平成17年度 地域医療等社会的ニ―ズに対応した医療人教育支援プログラム(医療人GP)」に採択された日本大学の「離島歯科診療の支援基盤となる卒後臨床研修」事業は,平成18年度から開始される歯科医師の臨床研修制度の発足に伴い歯学部教育から卒後研修までの教育期間を通じて、医療人養成を行なう教育プログラムでございます。
他の医科・歯科大学や医・歯学部においても地域医療を支援するための独自の医療活動が行なわれており、さまざまな地域社会のもつ特殊性・文化に対応して、医療ニ―ズに応える大学・付属病院のアプローチが検討されています。医療人GPのめざす目標に、21世紀における医療系大学・付属病院の機能として、全国のへき地等や医療供給不足にある諸国での医療活動の基盤モデルの構築があり、また、へき地医療を展開する各大学・付属病院が相互に情報交換を行い、連絡・協力体制の整備が求められております。
このようなことから医療人GPに採択された医療系大学・学部と附属病院やすでにへき地医療活動に実績のある医療機関・自治体などに医療人教育やへき地医療活動への取り組みや問題点について広く情報交換を行なうことを目的としてシンポジウムを企画しました。
住所 |
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電話番号 | 0339478761 |